移住者体験談
橋本 大さん
移住先 | 須坂市 |
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移住年月 | 2015年7月 |
年代 | 20代 |
家族構成 | 母と子2人 |
職業 | ペンションオーナー |
須坂市峰の原高原のペンションオーナー
みなさんこんにちは。このコーナーでは須坂市に移住した先輩移住者にインタビューをして、須坂の暮らしはどういうものか、須坂のいいところ、苦労しているところを聞いていくコーナーです。
今回は須坂市峰の原高原地区のペンションのひとつ、ロッジ アボリアの二代目オーナーの橋本大さんにお話をお伺いしました。
◆平成27年7月に東京都から移住
●ペンションオーナーになったきっかけ
私は峰の原高原のペンションで生まれ育ちました。
峰の原高原は小さいころから好きで、いずれはペンションを継ごうと思っていました。
ところが、父が大きな病気を患ってしまい、そのときに住んでいた東京から戻ろうかなと思い始めました。
27歳になり会社も4年間働いたし、次のステップでペンションを継ぐなり何か別の仕事をしようかなと思っていました。
3年間ペンションにかかわる仕事をしてから実家のペンションに戻ってこようと決めていました。
しかし、父の病気があんまり芳しくなく、体調が崩れていく中で3年も待てなくなっていきました。
計画していた3年間をやめて、平成27年7月に会社を辞めて実家に戻り徐々に父から自分へとシフトチェンジしていきました。
そしてその年の暮れに父が亡くなり、自然に代替りして自分がオーナーになりました。
●須坂・峰の原高原で生活して良かったこと、苦労したこと
峰の原高原で生まれ育って思うことは環境がすごく良いということですね。
峰の原高原は認知度が低く、近くの長野市でも知らない人がいます。
ですが、手つかずの自然があり、隣の菅平高原とは違い大きいホテルなどもなく静かなところで、自然の中にいることを感じさせてくれます。
合宿の騒がしさが少なく、高原らしい高原を味わうことができます。
逆に、高原であるからこそ急いで病院に行くとなると同じ須坂市内でも20~30分かかります。
買い物もすぐそこまでということではないので、前もってこれくらい必要だなという量を買っておかないといけません。
それが夏ならまだ良いのですが、冬に雪道をとばして街へ行くわけにはいかないです。
さらに、うちは薪ストーブを使うので、その薪を用意するのに一週間くらい重労働しなければなりません。
そういった面で特に冬に苦労しているなと感じています。
●須坂市・地域おこし協力隊への提案
若い人をもっと呼んでください。
まず、齋藤隊員が一年活動してみて、ここのよさ・大変さを伝えていくべきですが、何よりもここの魅力をもっと伝えていってほしいです。
正直言うと若い人はペンションを経営したいっていう人はいないと思います。
またここに住んで仕事に向かうという人も少ないと思います。
ですので、峰の原に住むメリットというものを見出してほしいです。
●移住を希望する方へ
良いなというところはたくさんあります。
もちろん、都会で仕事をするということは経験も積めますし悪いことではありません。
しかし、都会や街では経験することができないことが峰の原ではできます。
自然が好きだ、山が好きだという人に峰の原はおすすめです。
ペンションをしたい方は、収入という面では他の地域と比べて夏は陸上合宿などがありたくさん人が来るのでやりがいがあります。
冬は極寒ですが、夏は涼しくていいところです。
ロッジ アボリア
須坂市大字二礼3153-166
TEL0268-74-2704
http://www.avoriaz.jp/