移住者体験談
新田克己さん、敦子さんご夫婦
移住先 | 須坂市 |
---|---|
移住年月 | 1984年 |
家族構成 | 夫婦 |
職業 | ペンションオーナー |
須坂市峰の原高原のペンションオーナー
みなさんこんにちは。このコーナーでは須坂市に移住した先輩移住者にインタビューをして、須坂の暮らしはどういうものか、須坂のいいところ、苦労しているところを聞いていくコーナーです。
今回は須坂市峰の原高原地区のペンションのひとつ、ペンション山羊のオーナーである新田克己・敦子さんにお話をお伺いしました。
◆ご夫婦で昭和59年に東京から移住
●ペンションオーナーになったきっかけ
新卒で企業に入社した時にちょうど日本で初めてペンションというものができた時代でした。
会社でサラリーマンをしていくなかで、それに憧れて自分は日本的な民宿風ではなくて、洋風のパータンの民宿をやりたいと考えていました。それが一番のきっかけです。
そして、なぜ峰の原高原を選んだのかというと、当時、開発会社の人に色々な場所を紹介され、例えば東北地方だったり長野県内だったり、峰の原高原もその一つだったのです。
その中でも峰の原高原は他に比べ、東京からのアクセスが良かったのと値段が安かったのとで始めやすかったのです。
●須坂・峰の原高原で生活して良かったこと、苦労したこと
私たちが峰の原高原に来た昭和50年代後半は、原が開発され始めて10年もたたない頃でした。
その時は庭に大きな石があったりして、ペンションの周りを整備することから始めないといけませんでした。さらに木も今より茂ってないので笹ばっかりの場所でした。
また、最初のうち知名度もあまりないのでお客さんが予想よりも来ないということがあり、当時の風潮としてペンションに憧れというものはありましたが、現実はお客さんが来ない日のほうが長かったです。
やることはたくさんあるのですが、お金が発生しないので大変でしたね。しかし、生活していく中で、この峰の原高原の良さというものが分かってきました。
特に子どもができてから実感しました。病院は遠いところにありますが、隣接する上田市の菅平高原地区には保育園から中学校までありますので越境通学で通わせることができ、山の上にある他のリゾート地よりも子育ては充実しています。
夏は涼しくて最高に良いです。サラリーマン時代とは違い仕事にメリハリがつけられるのもいいと思います
●須坂市・地域おこし協力隊への提案
まず、お客さんを呼ぶことによりここが潤います。そこを工夫してもらいたいです。
例えば冬だけではなく夏もスキー場を活用するなどシーズンを通して峰の原高原に滞在してもらえるようにして欲しいです。それには、ペンションに活気を取り戻してほしいです。
昔あった縁日なんかも復活すると面白いかもしれないです。さらに中高年以上の趣味のイベントが多いので、もっと若い人に来てペンションに泊まってもらえるようなイベントを企画してもらいたいです。
●移住を希望する方へ「昔取った杵柄ではダメ」
まず「昔自分は○○だったから」という考えは捨ててください。というのも同じ業種ならよいのですが、普通皆さんはペンション経営においては初心者です。
スタートラインは同じなのです。今までの生活をそのまま持ってくると失敗します。
そして、峰の原高原はおおらかな部分もあるので、あんまり神経質にならないことがここで生活していくことだと思います。
ペンション山羊
http://yagi.travel.coocan.jp/
〒386-2211長野県須坂市峰の原高原3153-696
TEL0268-74-2337