移住者体験談
池上晶光さん
移住先 | 須坂市 |
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移住年月 | 1987年 |
職業 | ペンションオーナー |
須坂市峰の原高原のペンションオーナー
みなさんこんにちは。このコーナーでは須坂市に移住した先輩移住者にインタビューをして、須坂の暮らしはどういうものか、須坂のいいところ、苦労しているところを聞いていくコーナーです。
今回は須坂市峰の原高原地区のペンションのひとつ、ペンションマウンテンパパの池上晶光さんにお話をお伺いしました。
◆1987年に東京都から移住
●ペンションオーナーになったきっかけ
ペンションオーナーになる前は会社員をしていました。
都会で生活しているうちに、たまたま夫婦2人で自然の中で住んでみたいということで意見が一致したことが最初のきっかけでした。
それから自然のことなどいろいろ勉強していくうちに、自然が好きだけでは生活が成り立ちません。
かといって、林業や動物の関係の仕事をするといっても、専門の知識は全くないので、そのような仕事に就くことはできませんでした。
そこで生活を成り立たせる一つの仕事として専門的な知識はあまり必要ないペンション経営もありだと思い、ペンションを勉強し全国をまわっていました。
たまたま前のオーナーさんが年配で退くということを開発会社から聞き、実際来てみて気に入ったので峰の原高原に決めました。
●須坂・峰の原高原で生活して良かったこと、苦労したこと
やはり夏が涼しく、水がうまいというのが第一です。
また生活面では上田市(旧真田町)との協力で、近くの菅平小・中学校に子どもたちを通学させられたことが一番でした。
大自然の中といっても子育ての面は充実しています。
地方の生活を調べてみると、やはりバスで一時間かけて下界に降りて学校に通わなければならないというところも多いと聞きます。
ちょっとした田舎でも自転車で30、40分かけて通うとか、電車で一時間かけて通うとかがざらにあります。
峰の原高原では田舎でも中学までは近くにあり子どもをゆっくり育てられるいい場所だということです。
意外にここは大自然といっても車で30、40分ほどかけると長野市や上田市に行けるので生活するのに不便を感じることは少ないと思います。
ただ、冬が寒いので、環境的に年をとっていくほどつらくなったり、下で暮らすよりもお金がかかってしまうので金銭面で苦労したりすることは否めないですね。
●須坂市・地域おこし協力隊への提案
生活する面では好きでここに住んでいるので文句は全くないのですが、これから来る移住者の方々に空きペンションがあったり、増えたりするとちょっとどうかなあと思います。
ここはペンション経営で生活が成り立つ場所です。どんどん若い人が移住してきて循環できる環境ではありません。
担い手が育つ環境を作って、空きペンションを少なくしてもらいたいです。
先ずは、夏が涼しい水がおいしいでやって来ても良いと思いますが、そこから「ここに住み続けたい」に繋げてほしいです。
●移住を希望する方へ
自然を楽しんでください。水や空気はおいしい、病院も想像よりも近い、街中にも近い、行政もしっかりしている、子育てにも優しいと他の田舎と比べてみても便利だと思います。
ほかのところだと新幹線の駅に行くにも何時間もかかったりしますが、峰の原高原は1時間弱で上田駅に行くことができます。
そういう面では意外と自然といえないかもしれないです。
夏は涼しく過ごし、冬はウィンタースポーツを楽しむという生活も楽しいかもしれません。
ペンションマウンテンパパ
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〒386-2211
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