移住者体験談
早川航紀さん
移住先 | 須坂市 |
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移住年月 | 2018年8月 |
年代 | 20代 |
職業 | 地域おこし協力隊 |
●移住のキッカケ
初めまして、2018年8月から須坂市の須坂温泉古城荘にて活動しております、地域おこし協力隊の早川航紀(はやかわこうき 27歳)です。
念願だった長野移住を果たし、あっという間に2か月が経ちました。
今回は自己紹介を兼ねて須坂移住をしてみての感想をお伝えできればと思います。
私の故郷は長野県の木曽郡という同じ長野でも南の地域でした。
須坂市よりもずっと田舎の山育ちだった私はありがちな「都会に出たい」という理由もあり、東京の大学に進学しました。
都会生活も日々刺激的で充実しておりましたが、就職活動の際にやはり大好きな地元長野県に貢献したいという想いから長野県に本社がある企業に就職しました。
すると、配属先はなんと東京。気持ちとしては長野に住みながら長野に貢献したいと葛藤しながら4年間東京で働いていましたが、「話を聞くだけ」と思って参加した移住セミナーの日から、気持ちはもう長野移住に向かっておりました。
●久しぶりの田舎生活。待ち受けていたものは・・・
元々田舎育ちで狭いところが嫌いということもあり、活動拠点である須坂温泉古城荘の近くの古民家に希望して住むことになりました。
都会生活にかぶれて今流行りの古民家リノベーションをして、スローライフを送る…そんな淡い期待に浮かれていた私を待ち受けていたのはなんと「ハクビシン」。
入居早々休みの日は屋根裏に入り、ハクビシン対策をするという日々がしばらく続きました…他にも庭の草刈り、家の修繕、2か月経った今日でも毎日やらねばならぬ事、やりたい事が山ほどあります!
●身体の変化
東京の独り身生活は朝満員電車にゆられ、夜仕事が終わり、赤ちょうちんに誘われて一日を労う、そんな毎日を送っていました。
大学時代から増えた体重は約5kg。須坂市ではもちろん車中心の生活。
自然とお酒の量も減り、温泉に浸かり、いただいた「おすそわけ」の野菜をもりもり食べる、うって変わって健康的な生活に変わり、なんと2か月で5kg痩せました!
体調不良の日が多かった私も、移住後は毎日快調に暮らしております。
●須坂温泉古城荘にて地域おこし
昭和36年創業という長い歴史をもつ温泉旅館「須坂温泉古城荘」は、宿泊だけでなく日帰り入浴もできるため須坂市内外のお客様に利用いただいております。
今後厨房を増設したり、日帰り温泉利用客の皆様の為に休憩所をつくったりと大規模なリニューアルの予定もあります。
まずは地域の人に愛され、市外県外から「須坂温泉古城荘に泊まる為に須坂に来た」と言っていただけるようなそんな温泉旅館を目指して、日々フロント業務から仲居さん、送迎バスの運転手まで何でも屋さんとして仕事を覚えています。
ゆくゆくは長野県を代表する健康長寿発信拠点にしたいと新たな取り組みにもチャレンジしていきたいです。
●移住を考えている方々へ
私が移住にあたって大切にしていることは地域の慣習を楽しもう、新しい人とのつながりを楽しもうということです。
地域の人達からしたらいきなり来たよそ者に警戒するのは当たり前だと思います。こちらから積極的に関わることでたくさんの出会いと学びがあります。
私もまだたったの2か月しかおりませんが、地域と地域の人と関わることで耳よりな情報が手に入ったり(田舎の口コミはネットより重宝します)、新しい発見があったりと良いことだらけです。住みやすい環境は自分から作ることができると実感しております。
「お世話さん!」の挨拶が飛び交う須坂を私は早くも第二の故郷のように感じています。
(※右の写真は手づくりの簡易バーベキュー&ピザコンロ)