移住者体験談
佐藤信宏さん
移住先 | 須坂市 |
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移住年月 | 2021年1月 |
年代 | 40代 |
●須坂市に移住するまで
2021年1月に千葉県松戸市から須坂市に移住した佐藤信宏(45歳)です。以前住んでいた千葉県では金属加工会社に勤務していましたが、金属アレルギーにより退職し就労支援の事業所に通っていました。そこで自分の特性や将来性、汚染の少ないアレルギーなどを考慮し、農業関係の仕事を探していたところ須坂市のキノコ栽培会社で就職が決まり移住しました。
就職が決まってからは、信州須坂移住支援チームに住まい探しの相談や手続きのために須坂市を訪れました。いろいろ市内を車で案内していただき、アパートの場所のアドバイスがとても助かったのを覚えています。
●須坂市の印象
冬に移住したため、特に経験がなかった雪には驚きでした。車にも慣れていなかったので雪道の走行や雪かきなど大変でした。一方、夏は千葉に比べてソフトな印象でチリチリした暑さは少なくしっとりとしています。さすがに真夏の夜はクーラーが必須でしたが明け方はかなり涼しいです。
食べ物は果物や野菜が豊富で新鮮で千葉に比べてやや安く、ありがたいです。又ラーメン店が多くどこもおいしく食べ応えがあります。スーパーも豊富で特に不自由することはありません。
生活環境で驚いたのはガス代がプロパンガスなので高いということです。一方、家賃は千葉の時は7万円でしたが、新居は駐車場代付きで5万円、物価はこちらが安いと感じます。車は必須ですが、逆に車さえあれば自由に移動出来てとても便利です。又、自然が豊かで趣味の写真撮影には不自由しません。町全体も静かで、自分は音に敏感な所がありますが過ごしやすいと思います。ヨドバシカメラが無いのが残念ですが、家電量販店がいろいろあります。都心に比べて店は少ないですが逆に言うと無駄遣いが減らせます。
初年度は仕事や環境に慣れるため対人関係を築くことはあまりできませんでしたが、2年目の今年は写真仲間を作ったり、市内で見つけた教会に通ったりして徐々に広げています。時には野菜を頂いたりして食費がとても助かっています。こちらからはお礼が十分できていなく申し訳なく思っています。
●移住後の体験から
農業系の仕事は休みが少なく肉体的には大変です。繁忙期には体調を維持するのに大変でした。都会に比べて地方は給与が安いですが、いろいろ自分の特色を発揮できていると感じられてやりがいはあります。重機やフォークリフトなどいろいろ使いこなす中で、仕事の幅やスキルアップもできていると思います。又、朝は早いですが仕事が終わるのが15時台という日もあり、手続きや買い物など時間を有効に使えています。
仕事が忙しい中でも、自分が住む臥竜公園の近くを日々散歩しながら写真を撮りためており、この夏に個展を開くことができました。移住者から見た須坂市の魅力を伝えたいと思っています。
●移住を希望する皆さんへ
都会から地方に移住する場合、どうしても給与は下がってしまうと思いますが、無駄なものを削れば何とかなります。又、利便性も下がりますが、車があればある程度カバーできます。家賃は安く、緑が多い自然環境で、肌にアレルギーがある方は症状が緩和されることがあるため生活もしやすいのではないでしょうか。