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    移住者体験談

    自分たちのパンを焼きたい!

    東京都 木曽町 教育・子育て信州で働く

    岩崎さんご夫妻

    移住先 木曽町
    移住年月 1990年
    家族構成 5人家族+ヒツジとヤギなど動物たち
    職業 パン屋経営
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    自分たちのパンを焼きたい!

     この思いで開田高原に移住を決意した岩崎さん。「何もなかったいばらの繁った原野を開墾し、古材で家を建てました。自分たちのパンを焼きたい。石窯も自分で造りました。しばらくは電気もない太陽とランプの生活が続きました。でも、乗り越えてこられたのは、家族がいたから。元気をくれたのは無邪気な子どもたち。必要なのは家族の力でした。今ではこうして電気が灯ること、冬には我が家まで除雪してくれること。全て皆さまのおかげです。感謝」とご主人は大事そうに薪をくべながら話してくれます。
     「この場所に家を建てたのは、自然が豊かで、御嶽山に惹かれたから。冬は厳しいけれど、薪の備えをしていれば大丈夫。」そう言いながら、大事に大事にまた薪をくべるご主人。

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    お店の内容は

     岩崎さんが焼き上げるパンは、国産小麦の石臼引き全粒粉と、自家製酵母にこだわった伝統的な田舎パンの「カンパーニュ」
     噛みしめるほどに味わい深いパンを求め、多くのファンや観光客が林道をたどってここ「タビタのパン」へやってきます。そして、店内に流れているのはコーヒーの香りとアットホームな雰囲気。

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    四季を感じる

     「大家族で暮らす…良いですね。何しろこの場所から見えるもの全てが美しい。自然が美しい。そして心から幸せを感じるんです。またそれを家族と共有できる。命の大切さは、色々な体験を通じて感じることができた。ヒツジやヤギと暮らす夢も、こうして現実のものとして実現することができた。それら全てがパンを作ること以上に幸せだと思える。そして、何より家族の素晴らしさを感じることができました」
     御嶽山を仰ぎ、そう言いながら、ヒツジの背中をなでていました。




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    店舗情報

    タビタのパン
    住 所|〒397-0302長野県木曽郡木曽町開田高原西野6322-487
    電 話|0264-44-2870
    営 業|10:00-18:00
    座 席|12席
    定休日|月・火曜(祝日の場合は営業)
    駐車場|あり
    公式facebook

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