移住者体験談
吉瀬 裕章さん
移住先 | 山ノ内町 |
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移住年月 | 2015年4月 |
年代 | 30代 |
家族構成 | 夫婦 |
職業 | 農業(果樹、ぶどう) |
現在の暮らし
私は春から秋までは果樹農家としてぶどうを育てています。冬はスキー場でアルバイトをしながら、休みの日はぶどうの木の剪定など少しずつ春を迎える準備をしています。妻は近所のスーパーで働いていますが、将来は畑を広げていき家族で農家を楽しくやっていくのが目標です。
移住したきっかけ
学生時代の冬休みを活用し毎年長野のスキー場へアルバイトに来ており、その時から長野県の自然環境の素晴らしさを感じていました。
社会人となり中国、上海の商社にて会社員をしていましたが、長野とは程遠い自然環境や仕事内容にも疑問を持ち始め、良い生活とは何かを考える様になりました。
結果、住みたい場所に住み、やりたい事をやるというのが自分にとって良い生活だと思い移住を決めました。
移住して良かったこと
惰性で考えず、この先どうしていくかを自分で考える様になった事です。もちろん考えた事を全部実現出来るとは思っておらず、でも少しでも実現出来る様に考えて工夫していく事のくり返しをしています。
やりたい事をやっている分、実現したい事との距離が近く、やる気が出ます。
表現が難しいのですが、やるしかない状況だとやります。その事が分かっただけでも移住して良かったと思います。
移住して苦労したこと
私の場合は少し特殊で、山ノ内町へ移住する前に3年ほど野沢温泉に住んでおり、そこから研修先の農家さんに通い徐々に交友関係が広がっていきました。
そのおかげで山ノ内町へ移住する際も友人の紹介で現在の住まいを見つける事が出来ました。
ただ一般的な移住の流れでいくと、やはり住まい探しが一番大変だと思います。町役場さんでも空き家バンク等で協力体制をとってくれていますが、数に限界があるため、まずはアパートなどに住み、徐々に地域の方との関係を築き、紹介して頂いた方が良い住まいが見つかると思います。
これから移住を考えている方へ
田舎暮らしに憧れて移住したものの、地域になじめず逆戻りする方が増えているという話もありますが、それでもやってみないと分からない事ばっかりだと思います。一度足を運んでもらって直に空気に触れて頂ければ色々と動き出すのではと思います。