移住者体験談
安井一弘さん・ひとみさん
移住先 | 上田市 |
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移住年月 | 2015年12月 |
年代 | 60代 |
家族構成 | 夫婦2人 |
職業 | パート |
真田の郷・信州上田に理想の家を見つけました!
一弘さん;
昔から東京以外で終の棲家を探そうと考えていたね、漠然とだけど。
平屋で、できれば古民家風…ほどよく快適でほどよく田舎な場所という
理想にぴったりの物件が、ここ上田の真田地域だったっていうことだね。
ほんと、いい平屋はなかなかないんだよ。
妻・ひとみさん;
いやってほど、家を見た。栃木、群馬…多摩とか秩父とか…
一弘さん;
千葉と神奈川除いて全部見たんじゃないか?一年ぐらいかかったよ。
妻・ひとみさん;
情報はネットで集めました。ネット情報って家だけでしょ?
でも周りの環境も大事だし…写真でいいなと思ったら、
すぐ現地に行きました。
そんななか、たまたま訪れた上田市の窓口で
「こんな家を探してます」て話したら
「空き家バンクでいい物件ありますよ」って教えてもらったんです。
私の決めては、東京まで近くて、便利だったてこと。
何だかんだ言って、東京との縁が切れる訳ないじゃないですか?
親兄弟は東京にいる訳だし…
一弘さん;
それでいて、駅から10キロぐらいで、畑も田んぼもありという田舎。
私はこれ以上の田舎を求めていたんだけどね…
妻・ひとみさん;
私はこれ以上の田舎は無理って(笑)
主人の求める田舎度と私の求める快適度が
ちょうどいい加減だったのがここだったって訳ですね。
ご近所に恵まれました
一弘さん;
移住してよかったなと感じるのは、ご近所に恵まれたこと。
バーベキュー大会に呼んでもらったり、おすそ分けもうれしいね。
自前のものがなくてお返しができないから申し訳ないと
感じることもあるぐらい。
庭の一部にちょっとだけ野菜を植えているけど、
近所が作っていないものを作って、お返ししようという楽しみに
つながってる。都会では、そういった付き合いはなかったな。
妻・ひとみさん;
極端な話、ここだったら、おしょうゆ切らしても貸してくれそう…
都会じゃありえないですからね。
コンビニ行って買ってきなさいよって言われるのがオチだから。
そういうお付き合いが残っているんですよね。
かといって強制するでもないし、恩着せがましいでもない…
一弘さん;
きっと余裕があるんだろうね、こっちの人は。
お金じゃなくて、気持ちの余裕ね。
横断歩道、渡ろうとして、半分以上の人が止まってくれるじゃない、
やっぱ、それは余裕だと思う。
そこいら歩いていて、中学生の半分は挨拶するもんね。
妻・ひとみさん;
最初は、誰に挨拶してるんだと思ったくらい(笑)
一弘さん;
ご近所とうまくやっていくコツ?そうだな…
自然体というか心をオープンにしてればいいんだよ。
妻・ひとみさん;
やっぱり、挨拶かな、挨拶すると、そこから会話が広がっていく。
上田にくるとき東京の感覚を持ち込むのはやめようね、
って決めてました。
一弘さん;
東京と同じような感覚で過ごそうというのは、ちょっと違うよね。
「郷にいれば、郷に従え」という言葉もあるように。
もちろん、受け入れにくいこともあるけどね。
妻・ひとみさん;
ご近所つきあいは大変っていうけど、
東京の会社で仕事する人間関係と比べたら楽だと思うんだけど。
上司とか同僚とか気を遣って…
田舎の人間関係って、そのまま受け止めればいいから…
裏を読む必要もないですよ。
野菜の味がぜんぜん違う
妻・ひとみさん;
もう一つよかったことは、上田は野菜がおいしい。
味がぜんぜん違いますね。
私の友達って、当然主婦が多いんですよ。上田に遊びにきて、
道の駅とか地元の直売所へ連れていったら、
「あなたたち、いくら買うの?」って唖然とするぐらい
野菜を買って帰るんです。
ものすごい量なので、持って帰れなくて送ってました。
今年は、もっと大きなカバン持ってくるって言ってます。
みんな、「田舎ができたみたい」って喜んでくれてます。
一弘さん;
本当にうまいね。野菜自体の味が濃いよな。
上田では、東京で食べてた野菜の量の倍、いや3倍は食べてるね。
敵は寒さ
ふたりとも;
大変だったことは、寒さだよ、冬、冬。
夜中に寒さで目が覚めるなんてびっくり。何が大変って寒さ。
でも、耐えられるよ。
これだけ寒い思いして、春を待つ気持ちって格別。
福寿草が出ました、何何が咲きましたって…
なんともいえない。冬だけお金かけてりゃいいから耐えられるね。
これからも季節の移り変わりや少しだけ農のある暮らしを楽しみます!