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    移住者体験談

    地元の魅力を多くの人と共有したい

    東京都 伊那市 信州で働く

    酒井 千香さん

    移住先 伊那市
    移住年月 2017年4月
    職業 NPO事務局長

    伊那市に戻ってきたきっかけ

    酒井さんは飯田市生まれ。中学校・高校時代は伊那で過ごし、大学はカナダで勉学に励んだそうです。大学卒業後は東京の企業で10年間、マーケティングの仕事をされていました。
    その後、2017年の初春に伊那市に戻られて、伊那市の地域活性化に関わっていらっしゃる酒井さんに「移住のきっかけ」「伊那市の良さ」などについてお話を伺いました。

    学生時代は、「伊那には何もなくて、ここにいたら自分がダメになってしまうのではないか」と強く思い、東京に出ました。東京での仕事は、いろいろなジャンルの人と出会うことで経験を積む事ができ、非常にやりがいもありましたが、この生活で本当にいいのかとずっと違和感がありました。一回全てをリセットしようと思い、東京の生活を捨て、軽井沢に移住。軽井沢のゆったりとした生活を送る中で、「やっぱり仕事をしたい」という気持ちが芽生え、東京に戻る準備を進めていました。
    それと同時期に、伊那市の居酒屋で地域活性化に携わっている方と出会い、伊那の活性化を目指す「一般社団法人アスタルプロジェクト」の活動を知り、伊那の地域振興に興味を持ちました。
    もう一度やり甲斐のある仕事をしたいという気持ちから東京に戻ろうという思いもありましたが、同時に伊那に戻って地域活性化に携わりたいという気持ちもあり、非常に悩みました。ですが、「東京にいる自分と伊那にいる自分を比較して考えたときに、自分を必要としているのはこっち(伊那)の方なんじゃないか」と思い、伊那市への移住を決意しました。
    一般社団法人アスタルプロジェクトHP http://asttal.com/

    仕事についての画像

    仕事について

    移住後は、アスタルの事務局長として、法人の運営や企画イベントに関わる傍ら、ヨガのインストラクターをライフワークとして活動しています。
    アスタルは、伊那谷の山岳関係者や飲食店主、デザイナーなどで構成されており、アルプスに囲まれた日本でこの地域にしかない財産を生かし、山と街をつなぐことで地域活性化につなげることを目的とした団体です。アウトドアが楽しめる「YAMA FES」を開催したり、早朝から登山等を楽しめるように、伊那市駅から南アルプス登山口までの早朝シャトル便を運行したりしています。また、伊那市の昔の飲み屋街をリノベーションして復活させようという取り組みを行ったりと様々な活動に取り組んでいます。
    地域の強みや特徴を生かして、地域振興、観光振興につながればと思っています。

    伊那市の良さ

    伊那市は食べ物もおいしく、飲み屋も楽しく、いい人ばかりでとても楽しいところだと思います。普通の人なら面倒くさく感じることも快く手伝ってくれたり、困っている人がいれば手伝ってくれたりと人間味がある暖かな人がとても多いです。また、東京の人と比べるとゆっくりした人が多いとも感じました。
    伊那市は色々な可能性を秘めた地域だと思っています。この魅力をいかに伝え、より多くの方々に共有することできるのか。それが私の課題だと思っています。

    将来の夢・目標の画像

    将来の夢・目標

    アスタルの活動を通じて結果を出し、その成果を地域の方々に感じてもらうことで、「伊那市はこんなに良いところなんだ」という共感の和が広がっていけばいいなと思います。
    それと並行して、中学生や高校生などの若い世代が、将来戻ってきたい場所の一つとして、伊那を選択してもらえるように、地元で働く楽しさを伝えることができれば良いなと思っています。

    伊那市のお勧めスポットの画像

    伊那市のお勧めスポット

    酒井さんに伊那市のお勧めの場所やお店をお聞きしました。
    ・Cafe たね
    料理がおいしいのはもちろんですが、ほんわかとしたオーナーご夫婦にいつも癒されています。
    ・SUPボード@美和湖
    美和湖の景色がきれいでとても清々しいです。美和湖は浅いので安心して楽しめます。

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