移住者体験談
鷲巣正幸さん
移住先 | 須坂市 |
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移住年月 | 1993年10月 |
職業 | ペンションオーナー |
須坂市峰の原高原のペンションオーナー
みなさんこんにちは。このコーナーでは須坂市に移住した先輩移住者にインタビューをして、須坂の暮らしはどういうものか、須坂のいいところ、苦労しているところを聞いていくコーナーです。
今回は須坂市峰の原高原地区のペンションのひとつ、ペンションファンタイムのオーナー、鷲巣正幸さんにお話をお伺いしました。
◆1993年10月に静岡県から移住
●ペンションオーナーになったきっかけ
もともとサラリーマン生活をしていた頃、その生活に嫌気というか辛く感じていました。
ちょうどその頃、峰の原高原のペンションにお客さんとして泊まりに来ていました。
夜、オーナーさんに仕事の悩みを相談したりしていました。
そんな時、オーナーさんが病気になってしまい、高齢だったこともあり「あんたたちここをやってみないか」と言われました。それなら是非やりたいと思い、はじめたのがきっかけですね。
ですから、ペンションオーナーになりたくて峰の原高原に来たとか、親がペンションオーナーをしていてそれを継いだからとかではなく、偶然、転職をしたいなと思ったときにペンションオーナーの話があったというのが、他のオーナーさんとは違うのかなと思います。
●峰の原高原で生活して良かったこと、苦労したこと
冬は寒いですが自然環境がとても良いです。また、村の雰囲気もガツガツしていないのでのんびり生活することができます。
四季を身近に感じることができ老後をのんびり過ごすには良い環境だと思います。
自然が好きな人はここで好きな仕事をすることができれば本当に良いところです。
苦労したことは、やはり経済面ですね。自分がはじめたころは丁度バブルがはじけた頃でした。
しばらくはスキー人口が多い状態が続き、2~3年は冬が忙しかったですが、その後、スキー人口も減ってしまい経営が大変になりました。
なかなか観光客も増えず、陸上合宿などのスポーツの合宿誘致にシフトしていきました。
●地域おこし協力隊への提案
みなさん外から来る人たちなので、新しい物の見方を取り入れて欲しいです。
何十年とここに住んでいる人は井の中の蛙のように見方が固まっています。
外から来た人の新鮮な目で見て欲しいです。例えば、白樺の木を見ても自分たちは木一本生えていると思うだけですが、外から来た人には違った見方があると思います。
外からの見え方と我々の見え方をうまく融合させて、何かできることを発案してもらえたら良いなと思います。そして、ここにある山や木といった自然にあるものを使って、年間通して続けられることを発見してもらいたいです。
●移住を希望する方へ
峰の原高原でペンションをはじめたいという人には観光客を相手にしようと思うと大変です。
自分は観光客メインにやっていないのでどれくらいお客が入るかわかりませんがスポーツ合宿メインでやると夏は盛況で冬は人口が少なくなったとはいえスキー客が入ります。
ただ、春と秋にお客がゼロになってしまうので工夫が必要だと思います。
スポーツ合宿に限らず、ペンション独自の特徴を出していかないといけないと思います。
ペンション ファンタイム
http://www.pensionfuntime.jp/
〒386-2211
長野県須坂市峰の原高原3153-862
TEL 0268-74-3033