移住者体験談
中川慎理さん
移住先 | 上田市 |
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移住年月 | 2018年3月 |
年代 | 30代 |
家族構成 | 夫婦と子3人 |
職業 | 会社員 |
“自然”を求めてたどり着いたのが長野県
佳代子さん:
結婚した当初は、東京に住んでいました。子供が生まれて自然を求めるようになって…どんどん引っ越しを重ねていったら、最終的に長野県まで来ちゃいました(笑)それまでの自然は手軽な自然というか…人間に都合のいい自然という感じがして、3人の男の子を育てるには物足りなくなったんですね。
慎理さん:
また、私は自営業でしたから、徹夜で仕事して疲れ果ててしまっていました。そんな生活は自然じゃないんじゃないか…と。
慎理さん:
私たち夫婦は子育てにおいて食事と生活環境を重視しているんです。(現在住んでいる)上田市真田町は学校給食が無添加で米飯給食を推奨していることでけっこう有名で、移住の候補地でした。そろそろ定住したいと考えていたので、2017年の夏、下見をかねて上田市真田町へ旅行をしました。実際に訪れてみて、水や空気のおいしさに感激しました。上田市はどこへ行っても山が近くて、その豊かな自然環境に強く惹かれました。
移住ありきの仕事探し
慎理さん:
仕事に関してはまったく決まっていない状態でした。リクルートなどの転職関連サイトには登録して、常に情報は幅広く見てはいたんですけど、正直ピンとくるようなものがなかったです。この地域に住みたいというのを先に決めてしまったので、選択の幅が狭められてしまって(笑)上田市役所のほうで民間と連携した転職支援制度があったので、それを利用しました。担当してもらったキャリアコーディネーターに、「せっかく移住するなら、それまで自営業で身体を酷使していた分、負担をもうちょっと減らして家族のために時間を使えるような働き方ができたらいいな、そしてそのうえで自己実現できるような仕事がしたい」と要望を出しました。そうして紹介してもらった仕事が上手い具合にピタっとハマって。1年違ったら出会えなかった仕事だと思うので、よいご縁をいただけました。
苦労したことは?
慎理さん:
子どもに理解してもらうのが一番苦労しました、長男が(当時)小学3年生で多感な時期でもあったので。友達と離れるのを嫌がっていたんです。けれど、何度も上田市に足を運んで、真田町の小学校を見に行って先生と会ったり、地域の子どもたちの様子を見たりして。さらに、長男は本が大好きなので、真田町の図書館がとても充実しているよ、空気はおいしいし、山がきれいだね…と。私たち親が、こんないいところに住めたらいいなと夢を語っているのを聞いているうちに、本意ではないけれど、「だんだんと行ってもいいかな」という気持ちになっていった感じですね(笑)
移住してからの生活は?
佳代子さん:
春に上田市に引っ越してきたのですが、芽吹いていく山の美しさに感動しました。それから日々変わる山の表情を見るのが楽しみで。この美しい景色を見ながら成長できる子どもたちは幸せだと思います。
慎理さん:
夜空の星もすごくきれいです。夏は菅平高原のお気に入りスポットへ何度も出かけました。今では寝転がって流れ星をみるのがすっかり定番になりましたね。
佳代子さん:
それと、子育てのストレスが激減しました。こっちに来て夫が土日休みになったこともあり気持ちに余裕ができました。埼玉でもそれなりに生活を楽しんでいたつもりだったのですが、こっちにきて無理をしていたんだなと気づきました。
今後について
慎理さん:
家族としては仲良く、そして上田市にきて、私自身、家族と向き合える時間が増えたので、子どもの成長を見守りながら一緒に成長したいです。子育てできる時間は短いじゃないですか、その限られた時間を大切にして、子育て最優先のライフスタイルを目指したいです。