移住者体験談
山﨑健司さん
移住先 | 麻績村 |
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移住年月 | 2016年 |
年代 | 30代 |
家族構成 | 3人 |
職業 | りんご農家 |
■移住者インタビュー Vol.3
りんご、蕎麦、温泉が好きで、いつかは長野に移住しようと考えていた山﨑さん。
地域おこし協力隊(農業班)への採用をきっかけに、2016年に麻績村に移住されました。
「のんびり暮らす」をモットーに、2019年9月からりんご農家として活躍している山﨑さんにお話を伺いました。
■麻績村への移住のきっかけ、経緯
私は愛知県の出身で、移住する前は名古屋市で一般企業に勤務していました。
元々、りんご、蕎麦、温泉が好きで、長野には老後くらいに移住しようかなあと考えていました。
しかし、名古屋の移住相談デスクや知り合いと話をしている内に、りんご農家としてのんびりと長野で暮らしたい、と真剣に考えるようになりました。
ちょうどそのタイミングで、麻績村が地域おこし協力隊の農業メンバーを募集していたので、それに応募し、採用されたことが移住のきっかけです。
■麻績村暮らし・協力隊活動のスタート
麻績村については、長野県へ旅行する際に通過したことがあるくらいで、正直詳しいことは知りませんでした。
初めて来た時の第一印象は「田舎だな~山が近いな~」でした(笑)海沿いの出身だったので、山の存在感にはびっくりしましたね。
寒さについては、ある程度覚悟していたためか、それほど大変とは思いませんでしたが、妻は寒がっています(笑)
地域おこし協力隊については、同僚が5人いたのですが、私も含めて未経験者がほとんどだったので、皆で水稲、りんご栽培について一から学ぶという感じでスタートしました。
村に知り合いもいない状況だったので、同僚とご飯に行ったりしていましたね。
1年目は協力隊制度が始まったばかりということもあり、役場の方も探り探りだったので、バタバタとしていた記憶があります。
2、3年目はりんご農家として独立することに向けて、りんごメインで活動をしていました。りんごは葉摘みや摘花など作業が集中する時期があり、朝から暗くなるまでずっと作業、みたいな日々が続くので時期によって結構忙しいですね。
ただ、作ったりんごを美味しいと言ってくれているのを見ると、やっぱり嬉しいし、やりがいを感じます。
協力隊の活動はこのほかにも、地域住民との交流支援というものがあります。具体的には、村のお祭りに出店したり、イベントのお手伝いなど地域の方々と交流する機会が結構あります。
これは地域に溶け込める良いきっかけだと思いますが、そういうのが苦手と感じる人もいるかもしれません。
■プライベートと村のあれこれ
趣味は音楽活動(ベース)、ランニング、ロードバイク、釣りです。
この中でも音楽活動とランニングは日課となっていますが、麻績村はアップダウンのある道もあってランニングには最適の場所だと思っています(笑)
麻績村の好きなところは、風景の美しさですね。四季の移ろいをはっきり感じることができますし、北アルプスの絶景が日常の景色に溶け込んでいます。また、静かで夜空の星が綺麗なのもポイントですね。
あと、近隣住民の方から野菜を貰えるのはありがたいです。季節ごとの美味しい野菜をいただいているので、助かっています。
逆に、気になるところは寒さ(人によるかも知れませんが)と買い物の選択肢です。といっても日常に必要なものは村内で揃いますし、大きな買い物は休日に市街地に行くようにしています。
■今後の暮らしについて
今年9月に村内の既存のりんご畑を継承し、りんご農家として独立しました。これからは、当初からのモットーである「のんびり暮らす」をより実践していきたいと思います。
具体的には、無理をして圃場を広げず、美味しいりんごを皆様にお届けできるよう、プライベートとのバランスをうまく取りながら進めていきたいです。
最後になりますが、私の作った美味しいりんごもぜひご賞味いただければと思います。注文は下の連絡先にお問合せください。
【山﨑りんご園 電話:080-5139-6506 メール:kenzyyamazakky@yahoo.co.jp】