移住者体験談
岡山 千紗
移住先 | 小諸市 |
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移住年月 | 2022年8月 |
年代 | 20代 |
家族構成 | おひとりさま |
職業 | 地域おこし協力隊 |
小諸市に移住したきっかけ
いつか長野に移住したい。そんな思いを抱き始めたのは登山に明け暮れる日々を送っていた大学時代。「子供を産んだら」「おばあちゃんになったら」いつか山に囲まれた場所で暮らしたいと思っていました。自分でも、その”いつか”がこんなに早くなるとは思っていませんでした。
山小屋で働いていた時に出会った同い年の友人が東京から松本に移住。当時20歳だった友人が移住すると聞いて、衝撃を覚えました。なんとなく、移住は子育て世代になってからするものだというイメージを持っていたのです。そこから、移住を「いつか」ではなく、「いつでも」していいという考えに変わりました。
だから、都内でやろうとしていたプロジェクトを友人から「それ、小諸でやらない?」と誘われた時に、「行く」と答えられたのだと思います。当時はまだ、小諸を訪れたこともなく、長野での仕事も車の免許もなかったのに思い切ったものです、、。
現在どんな暮らしをしていますか
小諸市の地域おこし協力隊として活動しています。小諸に移住して、まだ1ヶ月も経っていないのですが、灯籠流しや夏祭り、マルシェなどでかっこいい小諸の大人たちに出会いわくわくした日々を過ごしています。
ブルーベリー狩りや畑仕事に誘ってもらったり、夏野菜を行く先々でいただいたり、都市部で生活していた時よりもグッと「農」が近くなったように思います。一人暮らしでは食べきれないような量を毎回いただくのですが、野菜と一緒に美味しいレシピや保存方法を教わったり、野菜を通していろんな出会いがあるのも楽しいです。
移住して良かったこと
会う人と会う人、みんないい人。そして、田舎のイメージが日々更新されていくこと。
移住の決め手になったのも「ひと」でしたが、本当に素敵な人が多いです。仕事も暮らしも大切にしている人が多く、イキイキしている大人が多い印象があります!移住してきた人たちは、それぞれの信念や挑戦したいことがあって、小諸に来ているので話を聞いているだけで面白いです。
また、自分が持っていた田舎の固定観念も崩されています。おじいちゃんたちがドローンを飛ばして、田んぼを管理したり、ベンツより高い農機具があったり、、、。すごいクリエイティブ!!
移住して苦労したこと
まだ、移住して初めての冬を迎えていないのですが、「移住一年目の冬はきつい」といろんな方に脅されてビクビクしています。寒さ対策をどうするかが直近の課題です。
苦労した話ではないのですが、色んな方から「親は反対しなかったの??」と聞かれます。
私の両親は小諸に移住することに反対せず、応援してくれました。むしろ、小諸を第二の故郷のように思ってくれているようで、小諸のまちなか散策はもちろん、足を伸ばして高峰高原でトレッキングをしたり、御牧ヶ原でのんびりしたり、娘よりも楽しんでいるようです。
これから移住を考えている方へアドバイス
「移住」と聞くと、都市部の生活を全部捨てて、そこに定住する!という覚悟を決めるイメージがありますが、小諸と東京は新幹線を使えば約2時間。横浜の実家から都内の大学まで通っていた時も1時間半、満員電車に乗っていたので大差ないといえば大差ないのかもしれません。
今の時代、移住はそんなに仰々しいものではなく、他拠点生活などいろんな暮らし方ができるようになってきました。横浜から埼玉に引っ越すくらいの気軽さで小諸に移住できる日が来るかも、、?笑