移住者体験談
由井義仲さん 千尋さん
移住先 | 小谷村 |
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移住年月 | 2013年ごろ |
家族構成 | 二人 |
職業 | カフェ経営 |
北アルプスを臨めるロケーションに 佇つ「白月」
神奈川県出身の義仲さんと富山県出身の千尋さんは、小谷村大網地区にあるO B S(日本アウトワード・バウンド協会 長野校)の指導者養成コースを受講したことをきっかけに小谷村へ移住してきました。
「移住した」というよりは、縁があって「居着いている感じ」と話されるお二人ですが、小谷村に移住して10 年以上が経った今、どんな暮らしをし、どのようなことを感じているのでしょうか。
現在、お二人は土谷地区で「白月」というカフェを経営されています。もともと栃木県でお菓子作りの仕事をしていた千尋さんが、今までの経験を活かせる仕事をと考え、カフェをオープンすることに決めたのが2020 年10 月頃のこと。
住んでいた大網地区で場所を探していましたが、空いているけど借りられなかったり、売ってもらえなかったりする家がほとんどだったそう。そんな中、知り合いから土谷地区の物件の話をもらい、見に行って即決で決めたという千尋さん、「動き出したい!という気持ちが高まっていて、相談すると止まっちゃうと思ったので、即決で決めました」と当時の様子を振り返ります。
そんな千尋さんの様子を近くで見ていた義仲さんは「決して栄えている場所ではないので、一般論で言えば大丈夫?と思う方の方が多いかもしれない。
でも、今こうしてカフェを続けられているわけで…。
何かを始めるときは、そういった勢いも大事なのだと彼女を見ていて感じた」と話してくださいました。
カフェの経営も順調に進んでいる様子の由井さんご夫妻ですが、「お店のことばかり考えてしまって、小谷村に住んではいるけど、暮らせていないなと感じる」と今の気持ちを話してくださいました。お店とのバランスをうまく取りつつ、小谷村で“暮らす” こと自分自身で仕事を作っていくこと、そんな未来を話してくださった由井さんご夫妻。
そんな思いの中で、今後さらに素敵な空間が生まれるのかもしれません。
移住を検討する方へ
暮らす上では、決して楽ではない環境なので、「綺麗」だけでは移住できない。
できないことでも下手なりにやってみる。
汗をかいて暮らすことで、人とのつながりも生まれるのではないかと思う。