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須坂市地域おこし協力隊 伊藤真弓の『信州須坂で健康ぐらし』~温泉入浴方法マメ知識

須坂市生活

みなさま、こんにちは。
須坂温泉古城荘で活動する地域おこし協力隊の伊藤です。

真っ白と真っ青
〈真っ白と真っ青の中で〉

年が明けたと思ったら、あっと言う間に2月も下旬となりました。
朝の冷え込みも和らぎ、日差しがずいぶん柔らかくなったなぁと感じています。
夕方17時過ぎ、1月は真っ暗だったのに、今はまだまだ明るくて、日が伸びていることを実感するとともに、春が確実に近づいていることに心がわくわくしています。

雪山ではしゃぐ私
〈雪山ではしゃぐ私〉

スノーシューで駆け降りる
〈スノーシューで駆け降りる〉

それにしても、この冬は本当に雪が多いです。
移住して1年目は雪が少なかったものの、関東と比べると寒すぎて日中でもランニングすることができませんでしたが、今年は朝起きてすぐに雪の中を走ることが楽しくて、写真を撮りながら朝のゆったりランニングを楽しんでいます。

美しい朝焼け
〈美しい朝焼け〉

マイナス7度の中を走ることを経験すると、マイナスでなければ暖かいと感じるようにもなりました(決して0度や1度が暖かいわけではありません。比較すれば、です(笑))。
昨年は手足のしもやけやアカギレに悩まされましたが、今年はそのようなこともなく、ヒトの環境への順応性能力の素晴らしさに驚き、ありがたいことやなぁと思っています。

雪の臥竜公園
〈雪の臥竜公園〉

雪の花
〈雪の花〉

それでもやっぱり寒い!!ので、よく温泉に行きます。
信州はあちこちに温泉があるので、「ちょっとお茶する?」感覚で「ちょっと温泉行く?」と気軽に温泉に入れるのです♨

突然ですが、温泉・入浴クイズです! 〇×どちらかお答えください。
1.入浴前に水を飲むとからだがむくむので、入浴前は水分をとらない方がよい。
2.温泉といえば頭にタオル。乾いたまま小さくたたんで頭にのせるのがよい。
3.汗が流れ出るとデトックス効果があるので、湯船に長く入っていっぱい汗をかくとよい。
4.かけ湯は、まずは頭からザブンとかけるのがよい。

いかがでしょうか?

では、解説です。
.入浴すると発汗により血液粘度が高まり、「ドロドロ血」の状態になります。
入浴前だけでなく、入浴前にも水分補給するのがポイントです。
コップ1~2杯(200ml以上)ずつを目安に。
ミネラルウォーター、麦茶、スポーツドリンクなどがおすすめです。

.「立ちくらみ」を防ぐには、熱いお湯をしみこませたタオルをのせるとよいです。
  入浴して全身の血のめぐりがよくなると、頭の血流量が減ってしまい、立ちくらみが起きやすくなります。そのため、熱いタオルで頭の血管を開きましょう。
  反対に、「のぼせ」は、頭に血がのぼったオーバーヒート状態ですので、逆に冷たい水をしみこませた冷たいタオルをのせましょう。

.以前は、汗を流すことで老廃物が排泄されてデトックスになると考えられていましたが、今は汗で排泄される老廃物は1日で0.02%しかないことから、デトックスにはならないというのが定説となっています。
  入浴による発汗は「入浴疲労」を起こしてしまいますので、「額があせばむ程度」で湯船からあがるようにしましょう。

.お風呂に入る前に体にお湯をかける「かけ湯」は、体の汚れを落としてから入浴するマナーですが、お湯の温度や温泉の刺激に体を慣らすための大切な意味もあります。
体が冷えている状態で熱いお風呂に入ると血圧が急上昇し、血管がつまったり破れたりという危険性があるため、「かけ湯」で体を温めて、血圧を急上昇させないようにお風呂に入ることが大切です。
「かけ湯」は、手・足など心臓の遠くから肩に向かって順に、体がしっかり温まるよう時間をかけて十分おこなうとよいです。
そして、頭からお湯をかぶることを「かぶり湯」といいます。
これは頭の血管を広げるので、脳貧血によってあらわれる立ちくらみを防ぎやすくします。
「かけ湯」の後、頭全体を覆うようにタオルをのせ、その上からお湯をかけるとよいでしょう。

ふと見上げる

少しずつ春の兆しを感じながらも、まだしばらくは寒い日が続きそうです。
お風呂や温泉にゆっくりつかって温まり、桜の季節を楽しみに過ごしましょう。

須坂温泉古城荘
https://kojousou.co.jp/
長野県須坂市日滝5414
TEL026-245-1460
須坂温泉

(須坂市地域おこし協力隊 伊藤真弓)

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