移住関連情報
2/16~17ぐるっとながの移住体験ツアー「長野で仕事しよう!」を実施しました
●須坂市の企業見学や、そこで働く移住者の体験談を聞きました
2019年2月16日(土)~17日(日)の2日間の日程で長野地域連携中枢都市圏をめぐる「ぐるっとながの移住体験ツアー」を開催しました。
今回は東京や愛知などから7組8名が参加してくれました。
今年度、第3弾となる今回のツアーは「長野で仕事しよう!」をテーマに、移住先での仕事を検討するにあたり企業見学や移住者の体験談を聞きながら3市町村(坂城町、須坂市、長野市)をまわりました。
【第1日目】
坂城町からスタートし、須坂市に到着したのはその日の夕方でした。
宿泊先となる須坂温泉古城荘でお迎えをするところからスタート。
夕食のお部屋に皆さんが揃ったところで、まずは一日見学を終え「かんぱ~い!」
須坂温泉古城荘の美味しい料理を食べながら、須坂市の生活環境や移住支援の取り組みを、また昨年の夏から古城荘で活動している地域おこし協力隊から移住者目線で空き家バンクで暮らす田舎の良さや環境のギャップ体験などをお伝えしました。
今回のテーマでもある「仕事」については地方での募集状況や企業の決め方などを情報提供させていただきました。
参加者から受ける質問は、やはり生活の根本となる「仕事と住居」の部分でした。
【第2日目】
前日の雪まじりの天気から一変、2日目は晴れの天気の中スタートしました。
バスに乗り込む参加者に須坂温泉の湯質の感想を尋ねると「昨夜から今朝までの間に3回も入っちゃいました!」と大変ご満足いただけたようでした。
古城荘を出発し須坂市移住者受入れ協力企業3社をまわるツアーがスタートしました!
①博善社(須高会館)
会館内はちょうど数時間後に行われる告別式の準備中。働く方の姿とあわせてリアルな見学をさせていただきました。
担当者から会社説明を受けたあと、1年半ほど前に「移住支援信州須坂モデル(仕事と住居を一括サポート)」で博善社への転職を決めて移住したKさんの体験談を聞きました。
参加者から「移住を検討して迷っても最後に決断できた理由は?」との質問に「これから先のことを第一に考えて、それに向かって進もうとする力の方が大きかった、決断し移住して良かった」という答えが。
参加された皆さんは何よりもこの体験談をうなずいて聞き入っていました。
②キノコ村
種菌から育て栽培を行うキノコ村では部屋ごとに様々な生育工場を見学させていただきました。
荒井社長から説明を受けたあと、働き始めて5ヶ月ほどになる移住者のOさんから体験談を聞きました。
大好きなキノコの仕事を目指し移住したOさんですが、すでに社長からも信頼されているのが伝わってきました。
帰りに一人ずつキノコのお土産をいただき、車内から手を振って次の見学場所へ向かいました。
③湯っ蔵んど
支配人代理の宮崎さんは「実は私も移住者です」と同じく移住を希望する参加者に向けて会社や求人内容について説明してくれました。
まだ小さなお子さんがいるご家庭での移住でしたが、今では環境にも慣れて楽しく学校に通っているとのこと。
以前もやりがいを持てる仕事だったが転職しても経験は無駄になることはないと決断に至った経緯を話してくれました。
館内の各セクションを見学し、最後は自由に地場産の販売コーナーで須坂産のリンゴなどお土産を買い求め湯っ蔵んどを後にしました。
須坂市をめぐる全行程が終了し、参加された皆さんとご縁があることを願いながら私たちは須坂市役所でバスを降りました。
前日の古城荘から対応させていただき、2日間といってもわずかな時間でしたが、この機会にお会いできたことを嬉しく思いました。
また、須坂市ツアーでは移住者の生の体験談を聞きましたが、その後の人生を自分や家族で作り上げていくことの大切さを話されていたのが印象的でした。
参加された皆さんは企業見学を通して、実際の移住者の姿や体験談を自分たちに置き換えることでよりリアルに感じ、今後に向けても参考になったのではないでしょうか。
ご参加いただいた皆さまありがとうございました。
今後、須坂市にできることを精一杯サポートさせていただきますのでどうぞお気軽にご相談ください。
【ツアーに参加された方からメールで感想をいただきました(一部抜粋・要約)】
移住体験ツアーに参加させて頂き貴重な体験とお話を伺う事ができました。
バスの車窓から道路沿いのスーパーの雰囲気や食事場所、病院の位置等を案内して頂き須坂で生活する事のイメージが湧きました。そして担当者の方が須坂の事をとても好きそうな様子から、須坂はきっと住んでも良い所なんだろうなと感じました。
仕事に関しては、仕事と住まいをトータルでサポートして頂ける環境は感動しました。
移住を実際に考えた際に大きな壁となり諦める部分が仕事で、在職中に試験面接を数回にわたりなんとか採用にこぎついたとしても、そこから退職を伝え引き継ぎをしながら家を探し引越してと考え、かなり時間と手間がかかる事を想像すると、せっかく採用されても待ってくれないのでは。と思い移住はハードルが高いと感じてしまいます。
また、自分の生活圏ではない環境の求人情報は、ネットや情報誌の情報がメインとなる為、文章と求人内容だけでどんな雰囲気で実際の雇用環境もなにもわからない、ある意味賭けの就職活動になる可能性が高いと思っています。
須坂市では担当者が企業訪問する中で得た生きた情報を得られるという事、また限られているとはいえ移住者に理解をして頂ける企業様がいる事、すごく魅力的な取り組みをされていると思っています。
移住はしたくても「働ければなんでもいい」という感覚ではなく、家族を養える事、自分がいきいき働けるという事は大事にしたいです。須坂市の取り組みを知れた事は大きな収穫でした。
☆移住希望者にとって何より「不安」が解消できることが重要です。支援する私たちは情報提供に努めるだけでなく、いかに寄り添って対応できるかが大きな課題であると受け止めています。今後につながるメッセージに感謝し、できる限りの支援を行っていきたいと思いました。
(須坂市移住・定住アドバイザー 豊田貴子)
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