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須坂市地域おこし協力隊 古川広野の 『ただいま!峰の原高原』vol.6 「標高1500mの春」

須坂市その他

こんにちは。長野県須坂市峰の原高原地域おこし協力隊の古川です。
この記事では、峰の原高原の魅力を皆さんにお伝えしていきたいと思います。

 

●4月、雪が降る。
前回の記事でも少し触れましたが、「今年は暖冬です」と、冬になる前から散々言われていましたね。そして実際冬になり、例年より少し暖かめ。雪も少ない状況です。新体制となったスキー場も少ない雪の中経営し、3月31日をもって営業終了を迎えました。そして翌日、4月1日。雪が降りました。しかもすぐ溶けてしまうような量の雪ではなく、雪国の1月のような雪。まるで真冬のような景色に逆戻りでした。数日気温が低い日が続くと、完全に冬のような景色になってしまいます。しかしこれは峰の原高原が寒いから、というわけではなく、今年がおかしかったようです。全国的にも4月のはじめに少し冷え込んでいたようです。ですが昨年の同じ日を思い返してみると、今年より雪は少なくふきのとうなどもすでに出ていたと思います。やはり今年は4月が寒かったみたいですね。暖冬だったという割には雪が長い間残っていました。

積雪

この写真は、4月1日、玄関を開けて撮影した雪の写真です。サラサラ。1月のようないい雪でした。もういらないのに。

雪の道路

4月9日、ようやく少し溶けてきた道路の雪です。街中では桜も咲き始めているような時でした。市街まで買い物に行き、戻ってくると季節が逆戻りしたようで不思議な感覚になります。

●残雪の影響
時は過ぎ、4月も終わるころ。例年ならばこの時期に須坂市観光協会主催の「緋の滝とカタクリハイク」というイベントが行われ、春に咲く花カタクリを見に緋の滝遊歩道を下りるのですが、今年は雪の影響で延期。結局5月にイベントは行われました。4月末に行われた去年に比べると花が咲く時期も遅くなったように思えます。幸いイベント当日は晴れており、カタクリも観察出来ました。このイベントのために、地元のMiNeという団体が遊歩道の整備を行っております。毎年雪が解けると、去年の秋の落ち葉を掃いたり、雪解けとともに流れてきた土や泥で埋まってしまった階段をなおしたり、川を渡れるように石をいれたり、看板を立てたり…。とにかく地元の人で頑張って、なんとか整備しておりますので、みなさんぜひ利用してみてください。
ただし一般的な「遊歩道」のイメージよりはかなり過酷な道になっておりますので足元には十分ご注意ください。先日米子大瀑布も開山しましたが、緋の滝も素敵な滝ですよ。
MiNeや遊歩道整備の話は昨年の私のメルマガで詳しく書いておりますのでよければそちらもご覧ください。
https://www.city.suzaka.nagano.jp/kurasuzaka/talk.php?id=223


 

ハイク

当日の様子をまとめたものはYouTubeでも見ることが出来ます。ぜひそちらもご覧ください。https://youtu.be/Lxdh5F9H8Pkまたは「緋の滝とカタクリハイク」で検索
 

●5月も雪が降る。
5月にはいり、また雪が降りました。峰の原高原では例年ゴールデンウィークに1回くらいは雪が降るのですが、今年は根子岳が白くなるほどでした。
つまり春もまだまだこれからなのです。5月半ばになり、ようやくイタドリやカラマツをはじめとした植物たちの新芽が少しずつ出はじめました。山もうっすらと淡い緑色に包まれ始めました。須坂市内におりると、町はもうすっかり春、というか初夏のような雰囲気の日すらあり、環境の違いに未だに驚きます。

 

●峰の原高原の桜
さて、春と言えば桜でしょうか。須坂市にも臥竜公園をはじめとし、多くの桜の名所がありますよね。今年は私も見に行くことが出来ました。皆様の中にもお花見に行ったという方は少なくないと思います。
峰の原高原も5月半ばになり、暖かい日が続くようになってようやく桜が咲きました。5月14日現在、ちょうど見頃を迎えています。

サクラ

というわけで、令和最初の桜は峰の原で見ることが出来ました。来年も楽しみですね。

標識

これは5月13日に撮影した、峰の原高原の桜の写真です。この標識がある場所で見られますので、峰の原に来た人はこの場所をぜひ探してみてください。


これから季節が進むと、春、梅雨、そして夏へ移り変わっていきますね。峰の原高原も少しずつにぎわってくることと思います。まだ朝晩はすこし肌寒い日が続きますが、夏を楽しみにしつつ頑張りたいと思います。

 

(須坂市地域おこし協力隊 古川広野)



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