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須坂市地域おこし協力隊 古川広野の 『ただいま!峰の原高原』 vol.9 「暖かい冬?」
新年あけましておめでとうございます。
長野県須坂市峰の原高原地域おこし協力隊、古川です。今年もどうぞよろしくお願いします。
この記事では、現在の峰の原高原の様子を皆さんにお伝えしていきたいと思います。
●樹、切る。
峰の原高原では、昨年ばっさりと樹が切られました。峰の原高原こもれび広場、見晴らし台から少し降りたところです。白樺や松など、背の高かった木々が一気になくなりました。おかげでずいぶん広くなり、景色も良く見えるようになりました。見晴らし台から槍ヶ岳まで見渡せます。秋に切ったばかりなのでまだわかりませんが、今年の春、夏にどのような景色になるか、とても楽しみですね!
「草原をつくろう」といったイベントなどを通し、貴重な山野草を守る活動もしています。すぐにとはいかないかもしれませんが、いずれは広く芝の着いた地面になってくれれば素敵な草原になりそうな気がします。
伐採前
↓
伐採後
●冬
さて、今年の冬は暖冬と予想されています。なんだかここのところ毎年暖冬という予報を聞いているような気もしますが…。たしかに去年の同じ時期と比べてみると、雪がかなり少ないです。下の写真は2019年12月19日の峰の原高原の写真です。雲がかかっていてわかりにくいですが、奥に見える山が根子岳と四阿山です。雪がまばらにしかついていないことがうかがえると思います。通常12月のこの時期であれば、年々雪が少なくなってきているとはいえ多少雪がついて白くなっているのですが、今年は本当に暖かい日が多くてすぐ溶けてしまっています。
かつて峰の原高原スキー場や、峰の原高原に隣接する菅平高原のスキー場は12月1日にオープンしていました。今じゃとても考えられません。世界の平均気温は、30年以上にわたり平年値を超えているとのことです。普段の生活の中では気付きにくいのかもしれませんが、年々暖かくなってきているんですね。
しかし一方で、最も低い気温を見ると峰の原高原では-20℃を下回る日が年に何度かあります。暖冬とはいえ標高1500メートル地点での冬です。寒いときは寒いです。今年も油断せず過ごしていきたいものです。昨年は年が明けてすぐ体調を崩してしまったので今年はそんなことがないようにしたいです…。インフルエンザもはやっていますし、受験生にとってはとても大切な時期でもあります。皆さんも体調には気を付けてお過ごしください。
●峰の原高原のスキー場、クローズ
峰の原高原にとって、スキー場は大きな観光資源の一つでした。既に知っている方も多いかと思いますが、2019-2020シーズンでは峰の原高原リゾート(峰の原高原スキー場)が運営できないということになりました。(詳細は峰の原高原リゾートのFacebook ページをご覧ください)峰の原高原でスキー場が始まって以来、運営をしないシーズンは初めてということです。日本では、かつてブームだった1990年代に比べると、現在のスキー人口が1/3程度まで減少しているそうです。(レジャー白書(公益財団法人 日本生産本部)より)
私はスキー場の専門家でもなんでもないし、スキーの事業にかかわったこともほとんどありませんが、単純に数字だけをみても近年スキー場の経営がとても厳しいというのは容易に想像できます。そしてその波がついに峰の原にも来たようです。地元の方を始め、今までよく峰の原高原スキー場を利用していたお客さんなど、多くの方からスキー場の今シーズンのクローズを残念に思う声を聞きました。昨年企画で行った「スキー場への手紙」でも、幅広い世代の方から様々な思い出が語られており、愛されていた場所だったのではないかと思います。仕方のないことなのかもしれないですが、やはり少し寂しいですね。
峰の原のペンションにとって、スキー場が今冬経営しないということはやはり無視できないものでした。冬場はスキーを目当てに来ていたお客さんもいたくらいなので、当然といえば当然です。スキー以外にも冬を楽しむ方法はあります。しかしそれが直接的な誘客になるのでしょうか。実際のところ、各ペンションオーナーさんがどのように考えているのかはわかりません。峰の原における冬場の観光を考え直す必要があるのかもしれません。
●終わりに
近年異常気象が多いといいますが、台風や突然の大雪など、たしかに予測がつかない気候が増えてきています。昨年も大変な年でした。峰の原高原も台風19号により一時孤立したり、道路が落ちたりしていました。きっと市内ではもっと大変な地域もたくさんあったことと思います。それでもみんなが頑張っている姿を見ると、すごく元気が出ます。
機会があればこの冬みなさんも峰の原高原に遊びに来てくれると、とても嬉しいです。
(須坂市地域おこし協力隊 古川広野)
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