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須坂市地域おこし協力隊 日下未夕の 「峰の原高原へお出かけください♪」ペンションってこんなところvol.10『ロッジアボリア』

須坂市仕事

こんにちは、峰の原高原地域おこし協力隊の日下です。
雨や曇りが続く日々が一段落し、青空の見える7月最終日。
峰の原高原のこもれび広場には山野草が続々と咲き始めています。
今回もペンションオーナーやオーナー夫人と話して感じた“このペンションってこんなところ”を紹介します。
今回は『ロッジアボリア』さんです。

高原の花

高原の花2

 

●二代目として峰の原高原に帰ってきました
ロッジアボリアの橋本さんは、東京都から須坂市峰の原高原に移住し、ご両親が1979年から経営していたペンションを2014年に引き継ぎました。
峰の原高原で育った橋本さん。会社勤めを経て、次のステップを考えていたところ、ペンションを経営していたお父さんが体調を崩したことを機に、峰の原高原に帰ることを決めました。

オーナー
 

●大人の落ち着きとおしゃれな空間
峰の原高原に入り坂道を上っていくとひときわ目を引く黄色のロッジ。大きな窓から差し込む光と木材の温かみが大人の落ち着きを、洗練されたレコードや雑貨が大人のおしゃれを感じさせるダイニング。
また、少し区切られた空間にはソファーと暖炉があり、時には家族で、時には一人で、団らんやくつろぎの時間を過ごすことができそうな雰囲気があります。

室内

室内2

 

●父の想いと母のパンに合うものを提供します
「父は『常に料理はおいしくなくてはならない』をモットーにしていました。オーナーの想いを引き継ぎ、母が焼く“ロッジアボリアのパン”に合うお料理やお酒を自らセレクトし、自信を持って提供しています。“今のままで満足”とならないよう、時には自身が客席に座り、料理の内容や料理を運ぶスピード、その他サービスを見直します」

室内3
 

●お客さんのセカンドハウスになるようなペンションに
「お客さんのセカンドハウスになるようなペンションにしたいと思っています。客室に何があったらお客さんがもっと快適に、居心地良く過ごせるかと常に考えています。自ら客室で寝てみたり、過ごしてみたりして、○○があった方がいいな、逆に△△はいらないな、と気づくことができます。また、旅先で宿泊する時にも気を付けています」

室内4

室内5

 

●自分の選択は間違えていなかった
「ペンション業とは?」
―「ペンションを引継ぎ五年、やっと慣れて落ち着いてきました。勤めていた時には当たり前のようにあったマニュアルがペンション業にはありません。だからこそ、自分が良いと思ったことを取り入れて、良くないと思ったことは改善して、個性を出してやっていけます。また、ペンション業はお客さんとの距離が近く、普通に過ごしていたら出会わない人と出会えます。自分と違う視野の人と出会えたり、知らないことを教えてくれる人に出会えたり。だからこそ、お客さんとの会話やコミュニケーションが大切になります。初対面は特に気を付けています。さらに、これはペンション業に限りませんが、二代目だからこそ、建物の維持や管理に時間とお金をかけなければならなかったり、お客さまへのサービスやお客さまとのコミュニケーションに戸惑ったりということがありました。ただこれは、ペンションをやっていく中でお客さまとの間に“サービスを超える瞬間”があり、それが喜びになるのでペンション業をやっていけます。総じて、“自分の選択(ペンション経営を引き継いだこと)は間違えていなかった”と思っています」

 

●ペンションも村もよりよくしたい
「峰の原高原のこれからは?」
―「現状維持は衰退、ペンションも村もよりよくしたい、このように考えています。現在峰の原高原に30歳代は数人。その一人だからこそ、地域の活性のための何かをやっていきたいと思っています。新しいことに挑戦して、若い層のリピーター作りをしていきたいと考えています」

 

●おわりに
峰の原高原で育ち、外に出て働いた経験があるからこそ、峰の原高原の良さ、ペンション業の良さを感じている橋本さん。ドローンを使った撮影やSNSを用いた発信など、この世代だからできることをして峰の原高原やペンションを盛り上げていらっしゃいます。また、地域の観光協会や旅館組合などでも役を引き受けられていて、峰の原高原のこれからを担っていく一人として活動されています。
現在オープンガーデン期間中です。毎年10月に峰の原高原で行われるお菓子パーティーでは橋本さんのお母様が焼かれるパンの販売もあります(今年の開催は未定)。ぜひ、訪れてみてはいかがでしょうか。

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ロッジアボリアホームページ
https://www.avoriaz.jp/
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(須坂市地域おこし協力隊 日下未夕)



掲載者及びお問合せ先【須坂市

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