阿智家族 暮らす、生きる。
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髙坂家は3世代8人家族。大学時代の同窓生である妻のつかささんは、4人の子どもたちのお母さんであるとともに“農業経営”を支える友三さんの最強のパートナーでもある。年間約60種を生産している。 2015年9月に発行された自治会だより『ごか』に掲載された長男・悠太郎くんの作文には「しょう来の夢」と題してこんな想いが綴られていた。 ぼくのしょう来の夢は、農家になることです。ぼくのお父さんは農業をしています。ぼくも夏休みに、朝と夕方、きゅうりのしゅうかくを手伝いました。ねむかったり、つかれたりして大変だったけど、お父さんたちの手伝いができてうれしかったです。ぼくは、この阿智村で、お父さんやお母さんに、農業のことをいろいろと教わりたいです。そのためには、まず失敗してもくじけない強い心になることが大切だと思います。(一部抜粋) 「会社勤めだと自分の父親がどんな仕事をしているかなかなかわからないけれど、農業は基本的に家と畑が仕事場ですから、普段から働いている姿を見ているわけです。作文にあるように夏休みには子どもたちに収穫などを手伝ってもらい、時給でこづかいを渡しました。でも、自分の家の仕事だから継がなきゃならない…というように義務的にとらえてほしくないしそう伝えていません。いい仕事をして、子どもが一緒にやりたいと言ってくれるような農業を確立していきたいですよね」 「農業はマンパワーです。専業だけでなく兼業であれ法人であれ、関わり方はどんなパターンでもいいから、田んぼや畑など現場に入る人を増やすことが肝心だと思っています。阿智の中でも、加工用の原料野菜等、需要はあっても生産する人がいないという現状があるのも事実です。うちでもできればいいのですが、自分のスタイルである有機農業の制約もあり、ジレンマを感じることもあります」 いろいろな農業に関わる人でもっともっと夢のある話をしたい、と語る友三さん。魅力ある産業としての農業への挑戦は、今日もつづく。田んぼや畑など現場に入る人を増やすことが肝心子どもが一緒にやりたいと言ってくれるような農業を確立していきたいですよね09ACHI KAZOKU

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