なつかしい未来 伊那市移住・定住ガイドブック 長野県・伊那市
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体験移住者インタビュー実際に伊那市へ移住して来た方々にお話をお聞きしました。移住を検討されている方は是非参考にして下さい。■移住のきっかけ 私は、群馬県出身、妻は埼玉県出身です。私たちは、鎌倉で日本料理店を営むなかで、「田舎でのんびりと生活しながら、自分たちのペースでお店をやりたい」という想いが膨らんでいきました。その後、伊那市内の不動産業者を通じて、2人の理想に合う古民家を見つけたことをきっかけに、2013年に美しい里山景観が広がる、高遠町に移住してきました。■仕事について 移住後は、古民家を使った飲食店「日々茶寮 連(にちにちさりょう れん)」をオープンしました。食材は地元農家が作る無農薬有機栽培の野菜や蕎麦粉を使用し、また、魚介類は神奈川県の鮮魚店から仕入れて、さまざまな日本料理を提供しています。 市内外から多くのお客様にお越しいただきますが、未だに鎌倉市からわざわざご来店してくださる方からは、「野菜や蕎麦が一段と美味しくなった」と褒めていただいています。■伊那市の特徴や特色 伊那市の特徴は、空気が澄んでいること、豊かな自然や里山の風景が目の前に広がっていることだと思います。 私たちは、もともとハイキングやトレッキングには興味がありませんでしたが、「せっかく長野県に移住してきたのだから」と、気軽に登れる標高1600mほどの「守屋山」などに出掛けるようになりました。「田舎暮らし」の夢が実現!樋田 猛 さん(高遠町地区)■地域に溶け込むコツや苦労 私たちのお店がある高遠町藤沢地域はIターンの方も多く、地域の皆さんも気軽に声をかけてくれます。私たち自身も自治会に加入し、役職をこなす中で、地域のことを理解しながら「田舎ならではの濃い人間関係」を楽しんでいます。 また、私たちはお店をオープンする際に、地域の皆さんを招待して、食事をしていただきました。その後も気にかけてくださる方ばかりで、積極的に交流することが大切だと改めて感じています。■将来の夢や目標 すでに「田舎暮らし」の夢は叶いましたが、この先ものんびりと自分たちのペースでお店を続けていきたいです。 そして、お店やこの地域を訪れた人たちが、「ここに住みたい」と思っていただける様に、地域を盛り上げていけたらと思います。14
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