みのわ ほどほどの田舎ぐらし
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城内さんちQ.移住のきっかけは?(睦さん)「生まれも育ちもずっと大阪で、結婚してからもそこで暮らすつもりでした。妻が箕輪町出身で年に数回帰省するうちに、移住ということを考えるようになりました。一つのきっかけが、町でパン屋を営む移住者のご一家との出会いでした。移住の経緯や、子育てにいい環境、地域に根差した暮らしを目の当たりにし、自分たち家族も移住を意識するようになりましたね。」Q.移住で大変なことは?(睦さん)「やはり仕事探しが大変でした。都会では仕事の選択肢が豊富。箕輪町は製造業がメインで、正直収入も課題となります。その中で自分がどう割り切るか、何を選択するかですね。はじめにハローワークを通じて就職し、こちらに来てから再度転職をしました。現在は製造業の中で、大阪の経験を活かした仕事ができていて、よかったと感じています。」Q.地区や地元の行事にも積極的に参加されて いるとか?(睦さん)「子どもの成長を通して、地域とのつながりって自然に出てきますよね。夫婦二人だけでだと、なかなかまわりが見えにくいことがあります。けれども子どもを通して、この子たちが育っていく地域のこと、町のことを考えるようになりました。その中で自分がお手伝いできることをやっていければと感じています。」Q.子育ての環境は?(亜紀さん)「特に嬉しいことが、子どもたちの給食がおいしいこと。地元の野菜をたくさん使って、各学校の栄養士さんが工夫した献立をたててくれています。孫の口に入るものだからと、農家のおじさんたちもなるべく農薬を使わず愛情をかけて育てているんです。小さなことですが、箕輪町ならではのことかと思います。」Q.この町での夢は?(睦さん)「娘たちが成長して大人になり、独立しても結婚しても、この箕輪町に住んでくれたらなぁと思います。私たちがここに移住を決めた時と同じような気持ちになってくれたらいいなと。そのためにも親世代が、今よりももっと暮らしやすい、活気ある町になるよう協力していきたいですね。」子どもは地域への入り口家の前の田んぼが遊び場広々とした庭でかけっこ自宅の玄関先で長女・次女がデザインした庭のタイルカフェイベントにスタッフとして参加職業会社員(製造業)移住した年2009年家族構成睦さん(40代) 亜紀さん(40代)長女・次女睦さん:大阪府東大阪市出身の生粋の関西人。亜紀さんの里帰りをきっかけにIターン亜紀さん:箕輪町出身高校卒業後大阪へ就職&結婚後UターンBackground睦さんの一日のスケジュール 5:30 起床 6:30 朝食 7:15 玄関で子どもたちの見送り 7:45 出勤 8:00 会社着 8:30 始業 18:45 会社発 19:00 帰宅19:15 家族揃っての夕食 23:00 就寝 移住体験談No.47
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