唱歌「故郷」のふるさと 信州中野で暮らす
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3 青々と抜けるような空に立ち上る入道雲。太陽の光がさんさんと降り注ぎ、大地の恵みをたっぷり吸い込んだ作物が、すくすくと育っていく。夜間瀬川の水を利用した清らかな疏水は、水路を伝ってくだもの王国の田畑を潤す。夏の土用の入りの頃、まちで中野祇園祭が行われると、空は曇り雨が降る。大蛇と結ばれて黒姫山に住む黒姫が、この雨雲に乗って、高梨氏の館へ里帰りするのだそうだ。祇園祭が終われば次は市民総出の中野ションションまつり。天領時代の風習「御天領締め」に由来する〝ション、ション、ション〟の掛け声が、夏の夜空にこだまする。夏空に映える高社山夜間瀬川から望む高社山ギャラリー&ライブハウス翔天地古代茜染技法を探究して40年、日本茜や染料として数千年の歴史あるインド茜を用い、薬品を一切使用しない古代染色技法を確立。自宅横に「ギャラリー&ライブハウス翔天地」を設立。さまざまな企画運営を行っている。3中野市赤岩334-2 Z0269-23-2595中野市をホームタウンとするBCリーグ信濃グランセローズは一本木の「中野市営野球場」を練習拠点に活動。練習のあとは長嶺温泉で汗を流す選手も多いそう。中野市の子どもたちに夢を与えられるよう、全力プレーで優勝を目指す。x株式会社長野県民球団 Z026-224-2036信濃グランセローズ「爽やかな風が入る夏の夜が大好きです」中野市夏の魅力染色家●田中ゆきひとさん「高社山の伏流水が古代染色に最高の水で見事な茜色に染まるんです」中野市夏の魅力

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