移住者体験談
竹内 和恵さん
移住先 | 長野市 |
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移住年月 | 2008年 |
年代 | 30代~40代 |
家族構成 | 夫婦と子ども3人の5人家族 |
職業 | 果樹園経営 |
「風土の恵み」を伝えたい
自家製の野菜や漬け物が食卓に並ぶことが珍しくない長野の食卓。夫の友一さんとともに竹内果樹園を営む竹内和恵さんは、そんな長野の食卓に感銘を受けて果樹栽培の世界に入りました。埼玉と東京で育った竹内さん。大学を卒業して一旦は東京のアパレルブランドで働き、仕事にもやりがいを感じていました。一方で、農家の暮らしに対する憧れは冷めず、東京時代は畑を借りて野菜を栽培していたほど。そして、友一さんが長野県東御市の農業法人に就職したのをきっかけに、真剣に農業で暮らしていくことを模索し始め、2004 年に長野県東御市にあるワイナリーでワインブドウ栽培に携わります。
大切にしたい素材の味
竹内さん夫妻はその後、友一さんの実家がある長野市若穂地区に移り住みます。寒暖差が激しく、台風も少ない長野市は、果樹栽培に適していると言われています。夫婦二人三脚でスタートした果樹園の作付面積は7年間で当初の10倍以上に増えました。後継者のいない近隣の農家から、畑を存続させてほしいというオファーが相次いで来るためです。「お客さんにここの土地の恵みを味わってもらえるような商品をつくりたい」との思いから、最近は生食用果物だけでなく、加工食品も手がけている竹内さん。農閑期に東京の製菓専門学校へ通い、その技術を身につけました。自社の加工食品は、畑で実った時点で味の80%が決まり、あくまで素材をつくることを一番大事にしているといいます。2016年1月には第3子が誕生、公私ともに充実した日々を送ります。
メッセージ
20歳のときに出会った農家の食卓、みょうがの葉っぱで包まれたおやき、野菜の天ぷら、漬け物…。今生活していると何気ない食卓ですが、風土の恵みを体に取り入れて暮らしているということが、すごく豊かなことだなと思います。都会では考えられないことですね。