移住者体験談
宮秋 智子 さん(定住アドバイザー)
移住先 | 東御市 |
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移住年月 | 2014年 |
職業 | ドッグトレーナー、ペットシッター、ラジオパーソナリティ |
こんなステキなところがあるのか!
老後は自然豊かな地方で暮らしたいと考えていました。東京とも行き来することがあることを考えると、山梨なら近いかな?と思い物件を探していたんですが別荘ばかりでした。
その後、上田市を中心に探していたところ、不動産屋さんが東御市の空き家バンクで扱っていた物件を紹介してくれました。
上田、小諸、佐久は知っていたのですが東御市のことは正直、知りませんでした。
その物件をみるなり「こんなステキなところがあるのか!」と感動し、東御市への移住を決めました。現在は柴犬4頭と楽しく暮らしています。
ドッグトレーナーやペットシッターのほか、地域のコミュニティFMのパーソナリティとしても活動しています。主人は2地域居住で、東京と行ったりきたりしています。
24時間営業のお店がなくてもいい
こちらに移住してきて、一番感動したのは文化です。
名も無い人たちが作り上げてきた文化がここにはきちんと残されています。
人からは、そんな田舎にいってつまらないんじゃないの?って言われました。でも全くそんなことはなくて。
東京に負けない美味しいレストランや、東御市文化会館、となりの上田市にあるサントミューゼ、信州国際音楽村など、身近に文化に触れられることができます。
24時間営業のお店がなくても、生きていけるんですよね。都会にいた頃は、便利かなとおもっていたんですけれど。
そして長野イコール雪と考える人も多いかもしれませんが、思ったよりも雪は平気です。朝晩はもちろん寒いですけれど、陽あたりがいいのでお日様が出てくれば暖かく感じます。
ちゃんと冬用の服装をすれば寒くないし、雪が降っても都会みたいに交通機関が麻痺することはありません。
ただ、灯油代はやはりかかります。でも、夏はクーラーが無くても過ごせるのでいいのかなと思っています。
とうみぐらしが、精神生活を向上させてくれた
ここでの生活を通して地方で暮らす喜び、というのを改めて感じました。
私自身、仕事等でこれまでずーっと走ってきましたが、ここに移住してきて立ち止まって見えるものがあるということに気付きました。
ある人が、人間の生活には「曲線」をいれなければならないと言っていました。私にとってはその曲線が、東御市から見える山々の曲線だったと思います。山を見ていると、都会生活でたまった澱が浄化されていきました。
とうみでの暮らしが、精神生活を向上させてくれたように思います。
魅力的な人が多い
東御の人たちって、地元のことを真剣に考えている魅力的な人が多いんです。
そして、きちんと動こうとしているんです。
現在、「ひと・生きもの・くらし研究所」という団体を立ち上げて、都市と農村との交流を行っています。
地元の人ともつながりながら、東御の人とルートをつなぐメニューを今後考えていきたいと思っています。