移住者体験談
小池 淳さん・道子さん
移住先 | 東御市 |
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移住年月 | 2015年 |
家族構成 | 二人暮らし |
職業 | 宿泊業 |
景色と風に魅了された
ふたりとも東京で教員として働いていたのですが、いつかは宿泊業をしながら田舎暮らしをしたいと考えていました。
ふるさとネットワークという情報誌(http://www.furusato-net.co.jp/)をもとに現地での土地見学会などに参加していました。そんななか、近隣市町村で色々土地を探していたときに、偶然この場所(東御市御牧原)と出会いました。
ここに降り立ったとたん、景色と風に魅了されてしまったんです。
ここに決めた理由は、マイナーだったこともあります。東御市って、誰も知らないじゃないですか(笑)
知られていないからこそ自慢ができる。こんなところで、こんなことをやってるの!?と言われたいんです。
早期退職し、現在は週1組のお客さまをおもてなしするゲストハウス「御牧原てらす」を営んでいます。週1組というのは、私たちもここでのくらしを楽しみたい、ということもあります。
とにかく、野菜がおいしい!
初めは先入観ですけれど、東京から来たので「よそ者扱い」されたらどうしようと、少し心配していました。
しかし、宿のチラシを配りながら近所の皆さんに挨拶にいったところ、みなさんウェルカムで「ようこそきてくださいました」「心配事があったら相談してね、応援団よ」とおっしゃってくださいましたね。
ご近所からお野菜をいただく機会も多いです。そして、そのお野菜が本当に美味しい!ここの特産のスイートコーン、ブロッコリー、白土馬鈴薯。塩茹でしただけで美味しいんですよね。
あと、意外にひとがいるんですよね(笑)夜はもちろんまっくらですけれど。
でも歩いてみると、家々が建っていて。田んぼも畑も山も人もいる。不思議な土地だなぁと感じます。
近所づきあいの面からいうと、皆さんほどよい距離感を持っているなぁと感じます。自分の生活を大切にしているからではないでしょうか。
会ったら、自然と親切に接してくれる。たとえば薪ストーブの話をしていたところ、自然と薪の心配をしてくれました。
せっかく場所が良くても、人間関係で疲れてしまったらもったいないですもんね。そういった心配はここではありません。
この地で間違っていなかった
私たちがここに昔から住んでいないから言えることだと思いますが、毎日見る景色が本当に新鮮です。ここに来て良かったなと感じます。
虹がはじからはじまでかかるなんて、見たこともありませんでした。東京じゃ絶対見れません。
この地に一目ぼれした目は間違っていなかったなと思います。
ゴールじゃなくて、スタート
今後は、この周辺のお散歩マップを作りたいと考えています。歩くと大自然のパノラマをいろんな見え方で感じることができます。観光地よりも贅沢だと思います。
そんな場所のお散歩マップを作ることで、ここの魅力を発信していきたいと考えています。
ここはなにもないんです。でもそれが魅力。「なにもないツアー」なんていうの面白いんじゃないでしょうか。
ここに来たのは、ゴールじゃなくてスタートだと考えています。
地域に貢献したい気持ちがあるので、地域と地域に住んでいるひとたちと一緒になって高まっていきたいです。
宿のクオリティを高めていくのはもちろんです。ここでしかないものを作りたいと思っています。
東御市は新しいことができる場所で、わくわく感・期待感をたくさんもっている地域だと感じます。その中で私たちが何をできるのか、考えていきたいと思います。
どういう想いで、何を求めるか
移住を考えている方に伝えたいのは、その人がどういう想いで、何を求めてくるかということです。
わたしたちはここの景色と、風を求めてやってきました。
お客様がくるときに、お花を取ってきて生けるんです。そんなときに季節が変わるごとに、次々と違う花が咲くことに気付くことができます。
自然と人とが一帯となって生活できるのが、ここ東御市だと思います。
■御牧原てらす
住所:東御市御牧原2702-1 電話:0268-55-8000
https://mimaki-terrace.com/
https://www.facebook.com/mimakiharaterrace/